宗教体験

ケイちゃんと二人っきりでカラオケに行った。
そのカラオケは全部屋カメラが天井を写しているので
「こんなになったのアンタのせいだからね！！」
「カラダは正直だな。お前、素質あるぜ・・・」
なんてｷｬｯｷｬｳﾌﾌしてた。
まぁ本当はケイちゃん男だし内容はケイちゃんがアニオタになったってだけの話なんだがな！

たとえ背中抱かれてようが二人きりじゃ寂し過ぎるので神様を呼ぼうよって話になった。
ROCKの神様を呼ぶにはROCKを歌うしかない。珍しくハピマテを歌わなかったがエアロスミスなんか歌い続ければ素人の俺はたちまちオシャカですよ。
歌い始めてから5時間。スピリチュアルなエナジーが充分に高まったとき、アニマスピリチアもとい神は降臨した。
神も交えての大ROCK祭り。俺たちの神楽は少々エレキだぜ？
退室10分前の電話がなったが神様は不満たらたらだ。当然俺たちも不満たらたらだ。
さらに1時間歌って俺は満足したのだが神様は受話器を置こうとしない。
なんかこっちみてる。
神様に萌えた俺たちはさらに1時間延長して計9時間歌い通した。
パラダイス銀河の本人映像に度肝を抜かれつつも帰宅。
衰弱しきった俺はメガネをかけているにもかかわらず「メガネ忘れた！」と大声で叫んだ。明け方とはいえ残念ながら通りがかりの人に聞かれていた。
俺たちの歌エネルギーを吸い取ったのだろうか、別れ際、俺の目に映った神様はとてもツヤツヤしていらっしゃった。